先月、ドクター&衛生士チームが参加したセミナーのレポートです。
●生活習慣病の一つとされている歯周病ですが、基本治療を
しても予後が悪く、悩まれる患者様が当院にも来られます。
薬と基本治療を併用して治すことで、症状にもよりますが、
基本治療のみと比べて予後が比較的に良いということも
報告されています。
これからの歯周病を進行しにくくするという最適な予防法だと
思うので、わたしも知識を増やして患者様の選択肢を増やして
満足していただけるようにしていきたいと思いました。
橋本
●歯周病は細菌感染症です。
そして、今までは治療としてプラークコントロールが絶対と
されてきました。
もちろん、TBI、スケーリング、SRPなどの機械的プラーク
コントロールはとても大事です。
でも、それだけで歯周病の原因菌はなくなるのかという事に対して、
今回のセミナーでの薬物療法(抗菌薬での歯周治療)の話は
驚かされる内容ばかりでした。
ジスロマックは歯周病の原因菌に対して抗菌力があるだけでなく、
作用時間も長く、かつ炎症部位に特異的に作用するそうで、バイオ
フィルムも破壊します。
いつも患者様にはポケットの値を測り、歯茎の状態を知ってもらうと
ともに、口の中のバイキンも見てもらっています。
バイキンの量は人それぞれですが、バイキンがいない人はいません。
普段の歯磨きだけでは歯周状態の維持、改善はなかなか難しいと
思います。
その人その人のお口の中の環境に合わせて、こういった薬物療法も
併用していくことで短期間でポケットの改善がみられて歯茎の状態が
変わっていったら患者様自身も変化が分かり、モチベーションも上がる
のではないかと思いました。
山口
●歯周病に対しての治療法にジスロマックなどの薬物を使用する
ことは、効能など詳しく聞いたことがなかったので、驚くことばかり
でした。方法も簡単で、効果も実感しやすいと感じました。
患者さまは薬を服用するということで不安感を持つ人もいると思い
ますので、そういった点を私たち医療従事者が理解し、提供して
いけたらいいと思いました。
こういった治療法に関してのセミナーに参加させていただくのは
初めてだったので大変興味深かったです。
ありがとうございました。
伊藤 加奈子
●現在、日本人の約8割が歯周病と言われており、単に歯周病
と言っても、中には細かく分類があり、分かれています。
その中の重度な場合に薬物療法は適用されるということで、
薬物療法について学んできました。
幾つかの症例や、研究の結果、どの点から見てもその効果は
驚きのものでした。日頃から顕微鏡で、お口のバイキンを見て頂いて
いますが、目で生きた菌を見ることで、初めて細菌の存在を実感出来る
ことかと思います。ですので皆様かなり驚かれています。
他にも細菌検査など、まだまだ出来ることは沢山ありますので、
取り入れ、患者様の悩みを解消出来る様に、またモチベーションを
高められる様務めていきたいと思いました!
近藤理香
●重度の歯周病で悩んでる患者さんに対して、ジスロマックという薬を
処方し、+αSRP(歯茎の中のお掃除)をすることで、すごいいい効果がでる!!
というお話でした。
ただ単に、SRPのみを行っても、なかなかいい効果がみられない時、
ジスロマックを飲むことで、身体の中から殺菌し、それにあわせてお掃除も
しっかりすることで、菌が住みつく場所をなくし、キレイな状態を保つことが
できるようにする。もちろんその後の自分のケアも重要になりますが、
本当にいいお話でした。
ぜひ、患者さんにも勧めていきたいと思いますので、歯周病でお困りの方は、
いつでも声かけて下さいね★
川崎